日本には天赦日などの吉日がありますが、いつから始まりどんな種類の物があるのかを調べてみました。
実は天赦日(テンシャビ)、一粒万倍日(イチリュウマンバイビ)、母倉日(ボソウニチ)、鬼宿日(キシャニチ)、神吉日(カミヨシニチ)と呼ばれる吉日は江戸時代より前に使用されており、旧暦(太陰太陽暦)や干支、古来よりの占いなどをベースにしたものです。
そして江戸時代以前の為政者(政治家)や、民衆の間で信じられ、絶大な影響力を持っていました。何かをする際は必ず吉日を選んでいたんですね。ただし吉日にこだわりすぎて弊害もあったようで、歴史の中においてしばしば吉日、凶日を暦(カレンダー)に載せる事を禁止していたらしく、それほど人々は妄信していたんですね、、、びっくりです!!
占いや宗教と同様、なんでもはまり過ぎると良くないのでしょう。周りが見えなくなってしまいますよね。((+_+))
ですが今現代の私達でさえも、慶事の際は良い日を選ぶ事の方が多いと思うのです。まぁ最近では仏滅に結婚式を挙げる方もいるようですが(費用が安いからとの理由)、、(^^;)
それで明治時代に非合理的で科学的根拠のないこの旧暦を元にした吉日を禁止したのですが占いや吉凶に関する興味は人々から消える事はありませんでした。禁止されると余計に反発したくなるのが人間の性でございます。
そこで禁止の目を避けるようにして出てきたのが「六曜」と「九星気学」です。六曜とは陰陽五行説(古代中国の思想)、干支に基づき吉凶が決まる物です。六曜は皆様ご存知で一般的なカレンダーにも載っていますね。大安、友引、先勝、先負、など。
九星気学は九星気学(きゅうせいきがく)とは、古代中国から伝わる占術で、宇宙の気(エネルギー)を九つに別け更に木、火、土、金、水、の五行の相性を組合わせた物です。一白水星(いっぱくすいせい)二黒土星(じこくどせい)三碧木星(さんぺきもくせい)四緑木星(しりょくもくせい)等々こちらは占いの意味合いが強い物になります。
これらが広まり現代にいたる訳ですが、天赦日や一粒万倍日が再注目されるようになったのはここ最近のようです神社ブームなども大きく関係しているのでしょうね。
色々な種類の吉日がありますが目的に合わせて上手に活用していきたいですね。